他の方のブログを読むと、いまだに見るワードが【捨て活】です。
調べてみたところこんまりさんの【人生がときめく片付け】が出版されたのが2019年だから、5年前くらいから流行りだしたのかな
ひどい時には【#1日1捨】みたいなタグも流行っていて「なんでそんな非効率なことするんだろう」と思ったこともあったけれど…
よくよく見ていると【捨て活】に夢中なのは40代以上の世代っぽい。【家や車を買うこと=豊か】だった、そんな世代じゃないのかなと思います
きっと以前の価値観と今の価値観の狭間で揺れているのだと思います
そもそも30代以下の世代はそんなにモノを持てるほど豊かではないし…
たとえモノを持っているとしても本当に自分の好きな物ばかりのオタク的収集の仕方、みたいなモノの持ち方じゃないのかなと思います。
私はというと、”超” を付けてもいい程の ”捨て魔” です
「いらない」と判断したものはすぐに処分しちゃいます
衣替えの時期にはそのシーズンに着なかった服、着ても気に入らなかった服は妹にあげてしまうので、各シーズンのトップスは2着ずつしかないです。
コスメも新しいものを買ったら古いモノは使い続けないで捨てちゃうことが多いです
本も読み終わったもの、思い入れがないものはブックオフに売っちゃうし…
私の場合は【捨てる】と言うよりは単純に【気に入らないモノを置いておけない】だけなんですけど…
好きな物以外使えない体質だから「念のため」とか「いつか使うかも」みたいなのが無意味、だから気に入らなかったモノはすぐに手放してしまうんです
逆を言うと、気に入らなかったらすぐに捨ててしまうのがわかっているので、買うものを厳選しています。
私もせっかく買ったものをすぐに捨てるような勿体ないことをしたくないので、本当に自分や部屋に合うか、よ~く考えてから買うようにしています
だから我が家にはお気に入りの少しのモノしかありません
1つ1つの愛すべきモノたちが私の生活を豊かにしてくれています
それに我が家は【1K】なので、そもそもそんなにモノを持てるほどの広さがありません
部屋を広く快適に使うには工夫も必要です
今の東京は江戸時代みたいに【貧乏だけど豊か】、六畳一間+キッチンの長屋に風呂トイレは共同…ってほどではないですが、
狭い空間を上手く使い色んなモノをレンタルしたりして工夫して暮らしてた…
そんな時代に似ているんじゃないかなと思います
もしくはそんな時代に近づいていってるんじゃないかな
残念ながら日本はもうこれ以上人口が増えないのだから当たり前に経済も成長しません
でもそんな日本だから既に【豊かさの基準】がモノやお金から変わってきていると思います
もちろんディズニーランドのようなお金のかかる楽しさもありますが、youtubeみたいな【無料で楽しめるモノ】も今は多くあります
無料でできるゲームは今は山ほどありますし、料金がかかっても昔ほど高くありません
会員登録料は必要ですが、アマプラ会員なら動画だけでなく無料で読める本も結構ある!
モノを得る手段も【ポイント(楽天ポイントなど)】に変わったり、中古のモノなら定価の半額以下で手に入ったりもしますよね
インスタが流行り出してから数年間は他人が眩しく見えて、みんなが”映え”ることに必死でしたが…
今はもうそんなキラキラも鬱陶しく、みんな疲れてきています
コロナのおかげで人に合わせて外出する機会もグッと減りました
今や人の目も前ほど気にしなくなった人も多いと思います
こう言った目まぐるしい背景の移り変わりの中で、モノが持つ価値が以前より薄れてきていると思います
お金も【使うため】ではなく、もっぱら【貯めておくため】のものになってしまいました
これからはもっともっと【ミニマムに暮らしつつお金をかけずに楽しむこと】が重視されるだろうし、【大きなお金がかかるようなこと】は今以上に嫌われていくんじゃないかな
結婚にかかわる費用だとか、新築の家だとか、海外旅行もかもしれないし、人に負担を強いるような冠婚葬祭ももっとコンパクトになっていくかもしれません
それにコロナ禍のネット社会は【好きな場所にいながら働く】を少しですが実現させてくれました
きっとこれが当たり前になっている未来はそう遠くないのでは…と思わせてくれました
会社も今働く人たちの我がままさに柔軟になりましたしね!
モノ、家、土地、きっと動かなくなってしまったお金も、昔ほどの価値はない
自分と、お互いに楽しいと思える&飾らないでいられる少数の人との繋がりと、暮らしていく為の少しのお金と沢山の工夫、あとはネット世界があればどこでも楽しんで生きていける
私たちの未来はそんなだと思うなぁ。