2022年末…初めておせち作り挑戦してみました!
生まれてこのかたおせちを作るのは初めて…それどころかちゃんとしたおせちを食べるのも初めて!※夫の実家もそうなので夫婦で初!
これまでは ”スーパーで買ってきたおせちのおかずを数品並べるのがお正月” でしたが…
元旦に華やかなおせちとお酒を用意したら夫がまた喜んでくれるかな…
と思いたち、重箱を買ったり、おせちレシピを調べたりして作った2023年初めてのおせちがコチラ▼
★2023年★
初めての手作りおせち
おせち・お雑煮・チャーシュー&煮卵・前日に買ったお刺身5種 です!
正直、めっちゃお金かかりました!w
そんなお話も含めつつおせちについての基本情報から作ったモノ、裏話などもご紹介したいと思います!
まずは復習!おせち料理とは?
おせち料理とは新年に各家庭にくる ”歳神様” へのお供え物!
新年で使う両端が細い『両口箸』を使うのは、一方で自分が食べる用に、もう一方は神様に食べていただく用なんだとか!
神様へのおもてなし料理でもあったんですねぇ~!
大晦日までに玄関にしめ縄を飾って神様をお出迎えしたり、おせち料理を頂くことは、新年を良い一年にしてもらうための大事な行事なんですね!
また三が日は ”忙しい主婦” と ”かまどの神様” が休めるように保存食でできているんですって!
その他、大晦日におせち料理を食べる地域もあるようです!へぇ~!
おせちの詰め方
お重箱に料理を詰めるのは”めだたいことを積み重ねる” という意味!
一段、三段、五段で詰め方は変わりますが、3段の詰め方はこんな感じ▼
今回買った16.5センチの重箱だと ”2人で食べるには丁度良い大きさだけど、詰めるのにはちょっと窮屈” といった感じでした!
おせちの仕切り方
仕切り方は様々!凝って詰めればおせちが華やかに!
…とは言いますが、私の重箱(5.5寸)だと”市松”や”八方詰め”などの3×3はサイズ的に厳しい印象でした。(めちゃめちゃ細かく詰めればできないこともないが…)
おせち用重箱の定番サイズは6.5寸なのですが、確かにそれくらいあると綺麗な市松ができると思います◎
重箱のサイズ | |
---|---|
5寸 15cm | 2人用 |
6寸 18cm | 3~4人用 |
★6.5寸 19.5cm | 3~5人用 |
7寸 21cm | 4~6人用 |
8寸 24cm | 5~7人用 |
今回は ”段詰め” の中心を割って3×2で仕切って詰めました。(一・二段参照)
ですが割り切れる数を嫌う日本の風習から、できれば1段に詰める種類の数は3・5・7などの奇数の方が良いそうです!
他所様の手作りおせちを見たところ ”田の字(4種類)” の詰め方だと逆に質素に見えたので、1段につき5種以上詰めるのが華やかさの秘訣かなと!
手作りおせち詳細
ここからは私が実際に作ったおせち料理の紹介です!
*壱の重*
- 紅白かまぼこ:紅)魔除け、白)神聖、日の出の形&紅白でめでたさ演出
- 田作り:イワシの稚魚は肥料にもなっていたので五穀豊穣
- 栗きんとん:黄金色で金運上昇
- 昆布巻き:よろこんぶ、縁起物
- 伊達巻:巻物のようなので学問成就
- 黒豆:元気にまめに働けるように
『にしんの昆布巻き』『黒豆』『かまぼこ』は買ったものです!
予想外に美味しかったのが『にしんの昆布巻き』!手作りだと2時間煮込むのが大変なので来年もできれば買いたい!
そして失敗したのが『田作り』と『伊達巻』!田作りは簡単なのですが美味しく作るのは難しいので来年は買うリスト行き
伊達巻は一度丸焦げにして失敗したのですが、2回目はちゃんとでき、味も美味しかったので来年は耐熱バットを買ってリベンジしたい!
栗きんとんは簡単で沢山できたので来年も作る!
*弐の重*
- 数の子:子宝&子孫繁栄
- 紅白なます:紅白でめでたさ演出
- 酢蓮根:蓮根の穴=先の見通しが良くなるように
- たたきごぼう:細く長く幸せに
- ブリの照り焼き:ブリは出世魚なので出世祈願
- 海老:海老のように腰が曲がる=長寿祈願
- 小肌粟漬:小肌は出世魚なので出世祈願
この中で買ったのは『小肌粟漬』と『松前漬けの素』。
おせちを食べて実感したのは『酸っぱい』と『甘い』がやたら多い!
『海老』や海老で隠れて見えない『ブリの照り焼き』がおせちではヒーローになるので、来年はブリをもう少し多めに入れたい!
ですが初めて食べる『たたきごぼう』『紅白なます』『酢蓮根』は予想以上に美味しかったし作るのも簡単でした!日常の食事にも取り入れていこうと思いました◎
数の子ってそんな美味しくないのですが、北海道旅行に行った時に佐藤水産で買った数の子入りの『松前漬け』がとても美味しかったので…
松前漬けと数の子、松前漬けとイカ、を和えた物を作ったのですが、これは夫に評判でした◎
*参の重*
- 煮しめ:土の中に長く根を張る根菜を多く使い、末永い幸せを願う。又、『ん』が多いことから運が付く縁起料理
人参・絹さや・しいたけ・蓮根・ごぼう・里芋・こんにゃく・筍・鶏肉…等の食材から5種や7種、割り切れない数の種類で作ると良いそう。
ご覧の通り私は煮物がとっても苦手でだいぶ煮崩れしました…(せっかく作った人参の花が半分以上散ったw)
ところで人参の飾り包丁について物申したいのですが、基本的な飾り包丁で出てくるのってこの切り方なんですけど…▼
この方法がかなりやり辛い!まず五角形のカットがかなり難しいんです!
五角形が綺麗に整わず形調整で花全体が小さくなり、V字カットをした時点で花びらの大きさがバラバラに…▼
で、私が編み出したのがまず5本線を入れてそれを主軸にカットしていく方法!
この方法の方が花全体が大きくできカットロスが最小に、そして分かりやすいので綺麗にできます!しかも1工程少ない!
ポイントはV字カットをなるべく浅く、角度を広くするとまあるい可愛いお花になります!
お試しあれ!
*お雑煮*
- お雑煮:神にささげる神聖なお餅、白みそ仕立てが関西風、醤油仕立てが関東風
私は関西育ちで母が作る白みその具沢山のお雑煮が大好きなのですが… 普段食べる豚汁とあんまり変わり映えしないので(失礼w)、お雑煮は夫に寄せた関東風で作っています。
私も夫もお餅がそんなに好きではなく、お餅ですぐお腹いっぱいになってしまうので、鏡餅を買ってはいたのですがお雑煮には入れませんでした。
因みに鏡餅は1月11日の鏡開きまで飾っておくのがルールのようですが、お腹が空いた時に開いて食べちゃいました←
*お造り*
- お造り:ただの贅沢
割り切れる数は縁起が悪いようなので5種類も買っちゃいましたがおかげで1月の食費が破産しました。
*チャーシュー*
お正月用に煮豚を作る過程も多いそうなのですが、たまたま妹が美味しそうなチャーシューレシピを教えてくれたのでそれを作ってみることに!
▼このレシピなのですが…めちゃくちゃ美味しかったです!!!
ただ、このレシピは『低温調理器(ボニーク等)』を使うので持っていないとできません!
低温調理した豚は全体が柔らかく、脂はトロトロで最高でした◎!
おすすめレシピ
因みに今回のおせちレシピは以前妹が銀座蔦屋書店で買った▼こちらのレシピを参考にしました!
大原千鶴さんという、京都の『花背』という名旅亭生まれの料理研究家の方のレシピ本で…
この通り作り方をかなり簡潔にまとめて書かれていて分かりやすい!
使う調味料もちゃんと家庭にあるもので味付けもシンプル!
なのですが…調味料の配分が絶妙で美味しいんですよ!
今回初めておせちを作って和食って手作りでもこんなに美味しいんだな!ってビックリさせられました
自分用にもこのレシピ本をamazonで注文しました!
可愛いお重箱
私があらゆる重箱に目を通し、悩みに悩んで買った重箱はコチラ!
【towan】三弾Trinity Lサイズ
(7,480円)
お正月だけでなくピクニックにも使えるような重箱にしましたが色も柔らかくて可愛いので満足◎
ただ思ったよりグレーの色が濃かったので(サイトだとほぼ白に見える)、蓋の色はピンクかパープルがオススメです!
ですが実際におせちを準備して感じたのは、売っている中の仕切りが赤や黒が多く、上の重箱では色が合わないのがデメリットでした…
それを考えるともう1つ悩んでいた外が白で爽やか、中は黒でシックな【DEAN&DELUCA】の重箱でも良かったかなと…▼
便利だった仕切り!
仕切りが正月カラーで重箱に合わない…!? と焦ったものの、ちゃんとありました!
▼白系の和モダンおかずカップ
『amifa』というメーカーのモノですがネットでは取り扱いがないようで…欲しい方はスーパーで探してみてください!
そして思いのほか役立ったのが、▼飾りのあるバラン
大葉などの生のモノを使った仕切りだと2日目にはヨレてしまい見た目にも衛生的にも悪かったのですが…
このバランはデザインもあったので重箱内が単調に見えず仕切りとしても良く、細目にカットすればお飾りとしても良かったです◎
おせちトータル金額
さて今回初めて作ったおせちのトータル金額は…???
- 食材 ¥8500
- 小物 ¥1700
- お刺身 ¥5400
- チャーシュー ¥700
- 鏡餅 ¥350
- お飾り用の花 ¥1400
お正月料理合計金額は 16,790円でした!(どおりで1月の食費が残り1万円しかないワケだ!白目)
正直な感想を言うと…無計画すぎましたね!w(お金の計算は一切してなかった←)
ただ『年末に食材を買うと高くなる(野菜の値上がりが凄かった)』とか『今年の小物やお箸の残りが来年も使える』とかで来年は恐らく14000円以内にはできるかな?
あと妹も「来年は作ろうかな?」と言っていたので…
是非一緒に作って半分こしましょう!握手
因みにおせち料理は4日分のお昼・夜ご飯になるくらいの量ができました!多すぎィィィw
感想
おせち料理に挑戦して良かった!作るのも食べるのも楽しかったし、美味しかった!
『おせちは高い』『おせち料理を作るのは大変』『おせち料理は美味しくない』…等、どちらかというとマイナスイメージの強いものだったのですが
実際に一から作ってみると簡単に作れるモノも多く、三が日には楽ができる、しかも華やか!…と良いことも沢山ありました!
買い物の量が多くなったり、半日×2日はキッチンに立つことになるので、働いている方や子供から手が離せないお母さんはやはり難しいのかなとも思いますが…
「作ってみようかな?」なんて少しでも意欲が湧いた方は是非気軽にチャレンジしてみると良いと思います!
私はこれからちゃんと毎年作って華やかなおせち料理で夫と神様と一緒に年明けを祝っていきたいな!
以上、長くなりましたが初めてのおせちでした!
▼関連記事