我が家の可愛い可愛いピンポンパール達が… 赤班病にかかってしまいました。泣
今は無事完治し再び水槽で元気に泳いでいますが、途中病気の悪化に死んでしまうのかとヒヤヒヤした場面もあります…。
今回はどのように発症し、どのように完治させたのかをまとめまたいと思います。
もし赤班病にかかってしまった場合には参考にしてみて下さい!
ピンポンパール(金魚)
赤班病の治療から完治まで
今回赤班病にかかったのは▼この3匹。まだ小さいピンポンパールです。
赤班病にかかった原因
”赤班病”とは
赤い血が滲んだような、内出血のようなものが金魚の体に滲みでる病気です。主に水質が悪い(汚れている)時や過密状態で育てている時になりやすい病気です。進行してしまうと金魚の体力を奪って弱り、最悪死んでしまうようなので、治療が必要になります。
『水質の悪化でかかる病気=赤班病』だそうです!
今回私の金魚も立ち上げたばかりの水質が安定していない水槽に入れてしまい発症しました。また水槽・魚の数に対してフィルターのろ過力が弱かったせいもあります。
発症から完治までの様子を書いていきますので、もし赤班病になってしまったら参考にしてみてください。
赤班病発症から完治まで
今回我が家の金魚たちが赤斑病に発症してから完治するまでどんな感じだったのか・どんな手順で治したのかを日にちを追って書いてみます。
赤班病発症1日目
・たまちゃん発症(右顎部分)
まず最初に症状が出たたまちゃん。口の下あたりに内出血のような 血の滲みが見られました。この時は病気を疑わず、最初はどこかをぶつけたのかと思いました。元気だったのでそのまま様子を見ることにしました。
写真はぱっちゃんですが、この写真と全く同じ発症の仕方でした。初期症状はこれくらい些細なものでした。
赤班病発症2日日
・たまちゃん:赤い部分広がる ・ぱっちゃん:発症(右顎部分)
ぱっちゃんの顎にも初期症状が見られました。そしてたまちゃんの顎の内出血が顎全体に広がりました。この時ようやく病気と判断しました。急いでアマゾンでカンパラDを注文しました。
赤班病発症3日目:塩浴開始
・きんちゃん→発症そして急激に悪化 ・その他2匹も悪化
3匹目のきんちゃんまで、同じように右顎に発症。
ここで初めて0.5%の塩水浴を開始しました。
金魚たちの病状は悪化しているけれどそれぞれ弱っている様子はなく、元気さはありました。
赤班病発症4日目:塩浴 + 薬浴開始
・塩浴で赤い部分薄まらない ・カンパラDで薬浴を開始 ・少量の餌をあげ始める
この日の仕事帰りに見てみると症状が更に悪化。 一番症状がでるのが遅かったきんちゃんまで内出血が下顎に広がっていました。
カンパラDが届いていたのですがる思いで薬浴を開始。
金魚たちは症状は悪化するもみんな元気でしたのでこの間はエサをあげています。
赤班病発症5日目: 塩浴 + 薬浴中
・どの金魚もかなり症状が引いた!
次の日の朝、薬浴で弱っていないか不安でバケツを覗きましたが相変わらず元気な金魚たち。どの金魚もかなり赤みが引いていました!
薬浴を始めてたった半日でかなりのスピードで回復していました!薬浴の効果はテキメンでした!
赤班病発症6日目:塩浴 + 薬浴中
・きんちゃん 完治 ・ぱっちゃん 完治 ・たまちゃん 赤い部分ほんの少し
仕事から帰り見てみると、きんちゃん・ぱっちゃんの赤みがなくなり完治していました!
一番重症だったたまちゃんも下顎の中心にちょっとだけ残っているくらいでした。かなり早く症状が良くなりましたが、念の為、薬浴のままこの日の晩を過ごしました。
赤班病発症7日目:薬浴終了→塩浴のみに変更
・たまちゃん→完治
朝起きて確認するとたまちゃんも綺麗に赤みが無くなっていました。 なので塩浴に変更しました。みんな元気でしたがもう少し様子を見ることに…
赤班病発症8日目:本水槽へ
その後の様子もかなり良い状態だったので水槽に戻すことに!改めて水槽にいる金魚を見るととても綺麗で可愛い!!
一時は悪化してかなり焦りましたが、回復して本当に良かったです!
赤班病の治療
反省点・注意点
今回ピンポンパールを買ってきてからたったの1週間で赤班病にかかってしまったのですが、今回の失敗から反省すべき点をまとめました。
発症後すぐ隔離&塩浴できればよかった
ピンポンパールを飼い始めて1週間程で発症した為、知識も全然ない状態ではあったのですが、「おかしいな」と気付いた時点で隔離できてればよかったなと思います。
赤班病は移る病気ではないそうですが、すぐ塩水浴を始めれば病気の進行も遅かったと思います。
薬を一気に入れてしまって金魚達が驚いた
塩浴をする時も水買えと同じで少量ずつ・時間を置いて入れるのが正しいのですが…私は慌てて一気に全量バケツに入れてしまいました…。
金魚たちは水の上に集まって水から出して欲しそうにしていました。その後はすぐ慣れてくれましたが、弱っている金魚だったら危なかったんじゃないかと思います…
水温を一定にして、金魚の体力を減らさないようにする
とにかく金魚の体力を減らさないよう勤めたのは良かったのかと思います。塩浴の水は汚れやすいので毎日3分の1の水替えをし、その際水温が変わらないように注意もしました。
病気中も金魚は元気でしたので、これが金魚たちにとってはよかったのだと思います。
金魚の体力があると判断した上で薬浴を始める
病気になった時点で金魚の体力は落ちていると判断し、まずは塩浴で体力回復+粘膜回復を目指すのが良いと思います。私は塩水浴を始めたのが遅すぎたと思います。
この段階ではエサも完全に経ち、体力回復に努めるのが良いそうです。
そしてその後、金魚の状態も観察しつつ体力がありそうでしたら薬浴を開始するのが良いようです。
そもそも薬なしでも塩浴で大概の病気は治るとも言われているようなので、不調の早期発見&塩浴で様子を見るのが良さそうです。
イソジン浴も検討したけれど、カンパラDできっちり治った
病気について調べていると『イソジン浴』というワードを見ました。イソジンとはあの人間がうがいで使うイソジンです。
イソジンの殺菌効果を使うようですが、これが量・時間を守らないと金魚にとってはかなり危険になるとも書いていました。
私も最悪のことを想定してイソジンを用意しましたが、カンパラDが効果覿面でしたのでイソジン浴は必要ないと思います。特にカンパラDは他のものと比べると高価なのだそうですが、効き目も高い、魚用の薬だそうです。
魚を危険に晒して治療するよりは、きちんと魚用の薬で治療するのが正しいのかと思います。
赤班病について
後日談
この記事を書いてから約10か月ほど経過しました。今でもこの時の3匹は元気にしていて毎日私に癒しをくれています!(そしてかなり成長しました!)
さてその後 赤斑病には2度ほどかかることがありましたが、その2度とも塩水浴のみで回復しました。
というのも赤飯病に気付いたらすぐに塩水浴をするようにしていたからです。
赤斑病にかかったと思ったらすぐに塩水浴をすること・その間に本水槽の水質を整えること、が大事なのかもしれません!
ピンポンパールはかなり水質にうるさいので水質の悪化はすぐ体に現れます。できるだけ水質を良い状態で保つのがピンポンパールを上手に育てるコツなのかもしれません。
赤班病治療薬(エロモナス菌)
観パラD
今回私が使用したのはカンパラDという薬です。 ピンポンパールはすぐエロモナス菌にやられてしまいがちなので備えにも1本あると安心かもしれません。(赤班病の他に松かさ病・穴あき病の治療に使用できます。)
私は多めの30mlを常備するようにしています。(薬浴中にも水替えをするので10mlだとすぐになくなってしまうので!)
グリーンF・エルバージュエース(粉タイプ)は使いづらい
赤班病(エロモナス菌)の治療薬として他にも『グリーンF(顆粒)』も試してみましたが使いづらかったです。 1包5g入っているのですが、1gで40ℓ分になるので小分けの計算や薬水の作り方がややこしくて難しい!(元々池に放り込む用の薬のようです。)
ただこの薬と比べると観パラDの方が高くてコスパが悪いとされています。
同様にエルバージュエース(顆粒)も0.5gに対して60ℓとややこしく使いにくいですが、こちらは赤班病の他にカラムナリス菌(尾ぐされ・口ぐされ病などの皮膚の病気)にも効果があるようです。
赤斑病を治しても再発してしまう…その理由は…
もし赤斑病が治ってもすぐに再発してしまう場合、それは赤飯病じゃないかもしれません。下記の病気はかなり赤飯病と似ていましたが、違いました…。もし赤い点が再発してしまう方は下記もチェックしてみてください。
▼他にもアクアリウムについて色々書いています!