9月の初めに買ってきた美しいベタのベッチャン…
元から黄色の薬に浸けられていて尾ぐされの症状があったのですが…▼
尾ぐされが進行してきたので薬浴を開始することにしました!涙
ということで 尾ぐされ治療、奮闘記が始まります!(よく病気をしていた金魚たちのことを思い出しました。涙
ベタの尾ぐされ病
どんな病気?症状は?
尾ぐされ病とは水槽内にいる『カラムナリス』と言う菌に感染してヒレが溶ける症状のこと。 魚の免疫力が正常であれば感染することがない病気です。
この写真の背びれの先に薄っすら見える白い糸のようなもの▼
これが糸がヒレが溶けている段階で、この糸が無くなった後にヒレがボロボロとしてくるのです。
ですが、似た症状で同様にヒレが溶ける『水カビ病』というのもあり、それに惑わされ今回治療が長引いています…
飼い始めてからすでに1ヶ月弱経っていて、その中でいくつか薬を試したモノの中々効かず迷走した様子をご覧ください▼ ※未だに未完治!
ベタの尾ぐされ病
悪化の経過
我が家にやってきた段階ではこんな感じ。 元々薬浴されていましたが、今思うとこれでも治ってきている段階だったのかも…
今みたいに白い糸が見えるようなことはなかったもんなぁ…
★薬浴を開始
我が家に来てから5日目にヒレが悪化しているのに気づき、薬浴を開始することに!
元々家に余っていた『グリーンFゴールド顆粒』の開封後のものがあったのですが、何グラム残っているんだかわからない状態で…←
とりあえず残りの粉を2gとして希釈水を作り薬浴したものの、やはり薄かったのか全然効いているようすがなく1週間弱が過ぎ…
その後に『アグテン』を使用し1週間様子をみたもののそれも全く効いている様子がありませんでした…
★メレンチブルーに変更
水カビ病を疑い、薬をメレンチブルーに変更する
『薄いグリーンFゴールド』と『アグテン』で効かない薬浴をしている間に更にヒレが溶けてしまいました…
もしや カラムナリス ではなく 水カビ病 だったのか?と思い、ここからは水カビ病に効果がある『メレンチブルー』に変更!
ですが、待てど暮らせど回復の兆しを見せず1週間…
★グリーンFゴールドに変更
再びグリーンFゴールドでの薬浴に変更することに!
ご覧の通り、効かない薬浴の最中、更にヒレが溶けてしまいました…
なので今度はきちんとグリーンFゴールドを買いました!今日からグリーンFゴールド(適量←)での薬浴を開始します!
★薬浴終了
6日間のグリーンFゴールドでの薬浴を終了!
グリーンFゴールドでの薬浴から6日間でヒレが悪化したものの、以前のような白い糸が見られなくなったので薬浴を一旦終了することに!
糸自体は2日前くらいからなくなったのですが、その後もヒレ溶けが進行していて多分、薬負けしている感じがするので…
2~3回で換水をして、その際に少しずつ塩を加えて最終的に0.5%の塩水浴で当分様子を見るつもりです。
魚自体は元気なのですが粘膜などが弱ってそうなのでこれからは回復に力を入れていきたい!!
★薬浴終了~9日後
塩浴で徐々に回復へ!
薬浴終了後にはかなりボリュームが減った尾ひれも、塩浴~9日後には少しボリュームが戻ってきました!
今では鰭先に糸のようなものがついている様子はありません。また鰭先にフチが出てきた感じと、透明部分が以前より増えた感じがします!
薬浴を止めて塩浴に変えてから2日後くらいには明らかに泳ぎ方が元気になった感じがあったので、塩浴の水がベッチャンの体に合っているのかなと…!
回復の兆しが見えてきて本当に良かった…!!!涙
★一週間後…尾かじり!?
4日間の旅行から帰るとヒレが短くなっていた…
尾ぐされの進行が止まり、透明の鰭ができつつあったのに…4日間の旅行から帰ると尾ひれの上部がこんなにも短くなっていました。涙
ベタはストレス等がかかると自分の尾をかじることがあるらしく…断言はできないのですが、急激にここまで短くなるのは尾かじりなんじゃないかと…
魚は1週間ほど餌を抜いても大丈夫なのでいつも旅行の際には餌ナシで耐えてもらっているのですが、ベッチャンはお腹が空いて尾を食べちゃったのかも…涙
今後の様子に注意しつつ塩浴を続けます。
尾ぐされ病治療薬
グリーンFゴールドの使い方
グリーンFゴールド顆粒を買ったもののコレってかなり使用量がわかり辛い薬なんです。(だから前回使った時にわけのわからない量が残ったりしていた)
本来、池に投げ入れるように作られている薬なので、1包(2g)につき80ℓが適量!
つまり 10ℓの水槽に0.25gの薬 を入れればいいんだな!(アナログのはかりを眺めながらの白目
って以前も今回もなったので【2リットルのお水で希釈する使い方(わかりやすい!)】をここに残しておきます!
①薬を用意
使うのはグリーンFゴールド顆粒1包2gです。(1包につき80ℓ、薬効は5~7日。)
この薬の値段は1包入り990円、2包入り1480円、3包入り1520円…と言った具合。(液体タイプは2,330円と高価!)
グリーンFゴールドは尾ぐされ病の他にエラ病・口ぐされ病・松かさ病・穴あき病・皮膚炎にも効果があると言われる万能薬!ただ使い方がわかり辛く面倒くさいのが×!
②希釈水を作る
1包2gを2ℓのお水に溶かして40倍の希釈水を作ります!
1包を半分(約1g)だけ使う方法や、1包を3ℓで希釈する方法をやったことがありますが…
この2ℓペットボトルを使う方法が一番シンプルで分かりやすかったです!
※この顆粒は溶け切らないので使う際にはペットボトルをよく振ってから使うこと
③使用量を準備
薬を使う際には飼育水の水量に合わせた薬の量を量ります。薬は急に入れると魚に負担をかけてしまう為、初めは2日に分けて入れる方がいいようです。
我が家の水槽は10ℓなので薬250㎖を2日に分けて投入することに。(なので今日は半量の175㎖を用意しました)
④量った薬を点滴法で投入
使用する薬を飼育水で薄め、点滴法で数時間かけて投入します。
薬効は5~7日ですが、3日に1度、1/3~1/2の水替えをするので、その際に適量の薬を混ぜます。
これでまずは1週間様子を見てみたいと思います!
塩水浴も必要…?
カラムナリス症状の注意点
尾ぐされ病を調べると「薬と合わせて塩水浴もすると効果的」という意見と「塩でカラムナリスが活発化する」と言う正反対の意見が並びます。
結局どっちが良いのかというと… 過去にも金魚の尾ぐされ病と戦った時と、今回の治療の序盤に塩を入れた時に感じたのは「塩を入れると溶けるスピードが速くなる(=塩反対派)」です。
金魚の赤班病などは塩だけで治ることもあったので塩水浴の治癒力も認めてはいますが、カラムナリスに関しては「塩でカラムナリスが活発化する」の方が体感として信ぴょう性が高いのでは…と思っています
最初の3日間は塩を使い異様に溶けた糸が出だしたのを見て、過去に金魚を治療した時の「塩アカンかった!」という記憶が蘇り、それ以降は塩は使っていません。
魚が弱った状態でないのなら塩は使わない方が無難だと思います!
まとめ
以上、まだ治ってはいませんが、状況報告でした。今後の様子も随時更新していきたいと思います!
▼他にもアクアリウムについて色々書いています!