家計簿・生活費

都内アパレルOLのリアルな月収・年収を公開

いきなりですが…

このたび4年ちょっと務めた小規模アパレルメーカーを卒業することになりました!!

ってことでやります。

都内アパレルOLのリアルな月収と年収を公開しちゃいます!!

アパレルOLと一口に言っても私は都内のアパレルメーカーの生産管理をしていましたので、今回はその辺のハナシをしようかと思います。 

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アパレル業界の平均的な年収と考察

私の年収暴露話を始める前に、まずアパレル業界の平均的な年収を見てみましょう!

マイナビ『2018年業種別モデル平均年収ランキング(全111業種)』から「繊維・アパレル」を見てみると…

『97位 438万円』でした!!

引用:【全111業種】業種別モデル平均年収ランキング2018(51~100位) | マイナビ転職

その先にある求人を見てみると、「初年度年収300~350万円」「初年度年収200~300万円」「月給20~30万円」「月給17~25万円」・・・とまぁ安い!

業界平均的にも年収はかなりランキング下位もいいところですが、月収・年収ともに悲しい金額が並んで下りました。

・アパレル業界は華やかに見えてもお給料面は寒い!

 アパレル業界の年収や職場環境などを考えると決して『良い』とは言えないと思います。難しい知識が無いと就けない業種と違って仕事に就きやすく、洋服が好きな人が常に一定数はいます。

安い給料でも働く人が尽きない=年収が低い業種、それがアパレルなのでしょう!

都内アパレルOL(私)
リアルな月収・年収

さて悲しい前置きをしましたが、実際の私が頂いていたお給料がどんなもんだったのか見ていきましょう!これからアパレルの業界に入っていこうかと言う人もいるかもしれないので、是非参考にして頂ければ幸いです!

・都内小規模アパレルメーカー生産管理の初年度月給(年収)

月給:月19万円+住宅手当1万円=20万円
年収:259万円(4月~翌年3月)

でした。文句ない月給だと思っていましたが、実際に初年度の年収を見てみるとすっくないですね!笑 賞与は年に2回、お給料1か月分なのですが、初年度なので賞与は冬に1回。

どうですか…?少ないなって思いました?でも、大事なのは伸びしろですよね!?ってことで昇給額と、その後の月収・年収の変化も見てみましょう!

・リアルな昇給額とその後の月収・年収の変化

2年目
・昇給額:1万円 ・給与:20万円+手当て1万円=21万円 ・年収:292万円

 

3年目
・昇給額:1.5万円 ・給与:21.5万円+手当て1万円=22.5万円 ・年収:313万円

4年目
・昇給額:1万円 ・給与:22.5万円+手当て1万円=23.5万円 ・年収:327万円

如何でしょうか?初年度の年収を見ると、その後伸びたな…って感じでしょうか?それでも350万円に満たないのでやはり少ないのではないでしょうか!?

弊社は有難いことに1万円ずつベースアップしてくれましたが、賞与が月1なので年収が残念。専門学校の友達の話を聞いてみたところ、有名ダウンメーカー(生産管理)にいった子は推定年収400万、有名ハイブランド(企画アシスタント)にいった子は推定年収300~350万円。アパレルで5年未満だと良くても400万、悪くて300万前半、といったところのようです。

転職したらどれくらい年収が上がるの?
エージェントに聞いてみた

さて今後のことも考えると転職も視野に入れたほうが良いんじゃないかと思い、去年の12月に実際に私がアパレル専門の転職エージェントに行った話をしようと思います。

悲しき私のお給料ですが、大手繊維商社にでも行けばお給料が上がるんじゃないかと目を輝かせて話を聞きに行ったのです!

・「転職したとしても前年の源泉徴収額をベースに若干上がる程度」と言われた

残念ながらそういうことだそうです。笑 なので私の場合でいうと去年が320万ちょいですから、上がっても350万円くらいか確実に400万円には届かないだろうと。逆にエージェントさん曰く私の給料は良い方なのだそうです!ほんまかいなって思いますけど、これがアパレルの現状なのだそうですよ!

・大事なのはその後のお給料の伸び代なのだそう

じゃあ例えば年収伸ばせないならどこを見るべきかと言うと、その会社昇給額とか会社の将来性(今後お給料が上がっていく見込みがあるか)だそうです。

大手の場合だと逆に上が詰まっていてお給料が伸びにくい、とか、残業代がちゃんと出るところだとその分稼げる、とか・・・

そんなことを言っていましたが結局はアパレル業界が全体的にお給料が低くどの会社に行ったとしても年収500万円だとか600万円だとかは見込めなさそうということは肌で感じましたよね・・・・・・・・・。笑

・大手商社もキャリアがあれば、将来的には・・・

これは私がこの業界にいれば誰もが知っている某繊維商社にアルバイトしていたとき、良くしてくれていた40代の企画の方に聞いたその方の年収ですが、なんと600万円貰っていたそうです。

その方は20年前後のキャリアがあり、希少といわれているニットの知識もあり、企画もバリバリこなせる方だったので評価もかなり良く、600万円と言う素晴らしい年収を貰っていたそうです。

将来…何十年後も見据えてそうなれるか、どうか。

・・・いやちょっと待て。

何十年経験を積むより3年くらいITの学校に通ってIT系で勤めた方が効率がいいんじゃなかろうか!?

・年収は業界で決まる!何故なら夫は32歳でそれくらい貰っているから!

他業界も少し覗いてみると…

今現在引く手あまたのIT系はなんと初年度の年収で400万円がザラなんだそうです(震)

実際に私の夫がそうでした。そして現在はアパレルでバリバリにキャリアを積んだ40代の方と年収で肩を並べているのです…

エージェントさんも「IT系とアパレルでは年収がまるっきり違いますからね~」と言っていました。

つまり年収だけで仕事を見ると『入る業界が全てが決まる』ということなんだと思います。

まとめ

これがアパレルのリアルでした!

私はアパレルに嫌気がさして退く身なのでこうしたマイナスの目線でアパレルのお給料・年収を語ってしまいましたが…

心の底から洋服が好きで洋服の仕事をしている、そんな人がアパレルには沢山います。

そんな人たちはお給料に不満があったとしても仕事をちゃんとやりきっているように見えます。それに私よりもよっぽど人生をまっとうしているようにも見える。

お金も大事ですけど、自分の好きなことを仕事にできるのって本当に大事なことだと思います。大人になると仕事をしている時間が圧倒的に長いわけですし。 うちのデザイナーさんももうすぐ還暦ですけど、バリバリ働いていますしね!

ですが私のようなハンパモノ(洋服が好きのようでそうでもなかった)だと「嫌なこと多いわりには給料も安いし…もう道端の草でも食べて生きてくか」ってなるのかもしれません!

今世はなんだか失敗しちゃったので、来世はミュージシャンのバックコーラスか石油王の娘になれるといいなぁ~

(完)