皆様、 ピンポンパール ってご存知ですか?
それはそれはまん丸な体、パールのような不思議な鱗。
コロコロした体を左右にふり、ちっさな胸ビレをパタパタさせながら前に進む、なんとも愛らしい金魚!
その愛らしさの反面、病気にかかりやすく、育て方も難しい…
それが、ピンポンパール!
めっちゃ可愛いけど飼育が難しく手間もかかった…
今回は、私が飼っていたピンポンパール3匹の経験を元に▼こんな感じで簡単にまとめたいと思います!
- どんな金魚か?
- おすすめの飼育方法は?
- 値段は?国内産と外国産の違い
- 混泳はできる?(実際にコリドラス・海老と混泳させてみて
- 懐く?
是非参考にしてみてください!
かわいい!でも弱い?
ピンポンパールを紹介!

ピンポンパールとはピンポン玉のように丸く、パールのような丸い鱗が特徴の金魚!生まれは中国、品種改良の末に誕生した愛らしい金魚です!
その体の形から泳ぐのが苦手、丈夫な魚ではないので病気にかかりやすい、温度管理も必須…と『育てるのが難しい金魚』とも言われています
ですが愛らしいまん丸の体を振って必死に餌を貰おうと泳いでくる姿は悶絶級の可愛さ!!!
手間はかかったけれど手間に感じさせないくらい可愛い金魚がピンポンパールです!
ピンポンパールの種類
その他の種類の金魚と同様に、ピンポンパールも柄やヒレの形・長さ等、色々種類があります!
★ピンポンパールの体色種類

基本的に他の金魚と同じような体色の種類があります!
★ピンポンパールの尾の形

ピンポンパールの尾は基本的にはこの3種類! 土佐金のような鰭は観たことがありません!
我が家はピンポンパールを3匹、同じ水槽から買いましたが、2匹が四つ尾、1匹が三つ尾でした!
★ピンポンパールの鰭の長さ

基本的にピンポンパールの鰭はショートタイプですが、稀にロングタイプのフィンの個体もあります!見つけたらラッキー!
こんな感じで、『体色・ヒレの形・ヒレの長さ』が個体によって様々です!
我が家のピンポンパール
私が選んだピンポンパールはみんな赤と白のさらさ柄。
とはいえちょっとずつ柄と性格も違いますので一匹ずつ紹介したいと思います!
★玉ちゃん

3匹の中でも1番まん丸!白ベースに赤い玉のよう柄をしているので玉ちゃん。
まん丸ゆえ、泳ぐのが下手くそなのですが、一生懸命泳いでいる姿がたまらなく可愛い!
★金ちゃん

ピンポンパールは泳ぐのが下手と言われていますが…この金ちゃんは違います。 自ら水流に向かって筋トレします!体もしゅっとしている。
いつかコメットになってしまわないか不安。
★ぱっちゃん

白地ににじむような赤が混ざった子で、体もたまちゃんときんちゃんの間くらい。少し地味なコですが愛嬌が一番!
朝起きたら一番にガラスに寄ってきて体を振る姿がなんとも愛らしい!
※後にみんな病気にかかって星になってしまうのですが…丸い個体の玉ちゃんが一番弱くよく病気にかかりました。あまり丸さがない金ちゃんが一番強く病気にかかり辛かったです。
ピンポンパール
飼育方法
ピンポンパールは金魚の中でも一番体が弱く繊細な個体!
ピンポンパールは弱いと知っていましたが、なんとピンポンパールを飼い始めて丸1週間経った頃、早速病気にかかった金魚たち。同じ日に飼ったコリドラスはなんともなかったのに…。文字通り最弱のピンポンパール。
ではどのようにすれば病気にかかり辛いのか?おすすめの飼育方法がこちら!
★水槽
金魚1匹につき10ℓが適正の水量です。(水量が多いのは◎)
金魚はフンを多くして水をすぐに汚すので過密飼育にならないよう注意が必要です!
泳ぎが苦手なことを考慮して『水深は浅く・水流は弱い』ピンポンパールにとって優しい環境を作るのがオススメです!
すぐに病気にかかることを考慮すると、何も入れないベアタンクでの飼育もおすすめです。
もしベアタンクが寂しい場合は、砂利を敷いたり、水草を入れるのも◎(ですが葉の柔らかい水草は食べちゃいます!)
▼ピンポンパールはどの子もよく、水草に挟まって寝ていました(可愛いw

★水温管理
ピンポンパールは中国の改良で生まれた金魚ですが、生産国は東南アジアが多いようです。なので寒さには弱く必ずヒーターが必要。26度で適温です!
★餌
ピンポンパールは消化不良を起こしやすく、転覆病にもなりやすかったです!(これにはかなり苦労しました
餌は沈下性のもので、1回につき少量を1日1~2回上げるのがオススメです!(1日の適量は目の大きさ分くらいが適量とも言われている
金魚は餌をおねだりする姿がとても可愛くつい、あげたくなってしまうのですが…心を鬼にして『少なすぎ!?』と不安になるくらいの量で抑えるように心がけるのがポイントです!
▼私は沈下性の『咲ひかり』を与えていました。色揚げタイプだと体色のオレンジがどんどん大きくなり白を侵食していったので… 色揚げじゃない方がオススメです!
★水替え
水替えは週に2度、1回につき1/3程度を行うのがオススメです!
金魚は元々水の変化には強い生き物、そしてピンポンパールはとにかく水の汚れに敏感なので、なるべく綺麗な水を保つのが長生きさせるポイントです!※水替えの際に水温が大きく変わらないように注意!
★ろ過
ピンポンパールはすぐに病気にかかる為、とにかく水を綺麗に保つことが大事!なので、ろ過も上部フィルターか外部フィルターのようなろ過力の高いものを使うのをオススメします! ※私は最初、投げ込み式のろ過を使って数日で病気にさせてしまったので…
ただろ過力の高いものは水流も強くなってしまいがちなので、水が出る部分の水流を弱くコントロールすることも忘れずに…
★我が家の飼育環境

最初は10ℓの小型水槽を準備しましたが結局、『45cm水槽&外部フィルター』という典型的なアクアリウムセットに落ち着きました。
最初に買った小型水槽は病気にかかってしまったピンポンたちの治療に役に立ちましたが… やっぱり飼育環境&綺麗なお水が一番大事でした!
ピンポンパール
値段と相場

私が都内の大型熱帯魚屋さん、パウパウアクアガーデン(銀座店)で買ったときは、外国産で1匹560円・3匹1510円・5匹2380円…といった具合でした。
ピンポンはショップでもうまく育てられないのか、出回っている個体の殆どがかなり小さいサイズが多いです。
そしてピンポンパールは売られている殆どが外国産ですが、中には国産もあり、外国産と比べて『低温で飼育可能で頑丈』と言われているようです。
ただ国産の方が値段が高く、殆ど流通していません!
- 外国産 500~1500円
- 国産 700円~
ネット販売なら『charm』が安心!
因みに大型のペット通販『charm』では生体を3回も買いましたが、個体が大きめで元気、もちろん死着は一度も無し!と、今ではかなり信頼して利用しています!
charmだと国産のピンポンパールを取り扱っている場合がありますよ!
今見た中だと▼外国産の方が寧ろ高かったのですが、恐らく結構大きいサイズなんじゃないかな…?
ピンポンパール
性格は?懐く?
個体差はありますが、ピンポンパールは基本的に温厚な魚でピンポンパール同士の突き合いはしません。そして めちゃくちゃ懐きます!
飼い始めてからトリートメント中の3日間はそうでもなかったのですが、4日目以降、餌をあげるようになってから全力で餌くれアピールをするようになりました。
水槽を覗くと手前まで寄ってきてくれる愛らしさ!!!

ピンポンパール
混泳は可能?

我が家ではコリドラスと海老の混泳をさせていたのですが… オススメしません!
詳しくはコチラ▼でも書いていますが…
★金魚(ピンポンパール)・コリドラス・海老の混泳は可能なのか?
海老ってかなり水を汚す生き物!海老が汚した水で病気になります!しかも金魚は海老を食べます!
コリドラスとは餌のあげ方を工夫すれば大丈夫ともいえますが…ピンポンパールは本当にすぐ病気をする&コリドラスは薬に弱い魚なので治療の際に別の水槽が必要になります!その手間を考えると混泳させない方がベター!
病気の治療を前提とした水槽を用意しておくのがベストです!
まとめ
手間はかかるけれどめちゃくちゃ可愛いのがピンポンパール!
ですがもしピンポンパールを飼うなら万全の飼育環境と病気治療に対する根気が必要です!
ただそんな手間や根気も気にならなくなるほど、ピンポンパールは可愛い!ピンポンパールにしかない癒しがあります!
もし気になる方はベアタンクで1匹から飼ってみてはいかがでしょうか?
他にも色々書いたので是非参考にしてみて下さい!
